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プレビュー 2026.10.21 竜王戦 七番勝負

三嶋大社で2勝目へ
― 竜王戦第2局の見どころ

第39期竜王戦七番勝負・第2局 (10/22-23 三嶋大社) の見どころ。藤井竜王は1勝0敗で迎える後手番。三嶋大社で将棋の対局がおこなわれるのは初めてです。

8-1
静岡県内
静岡県の会場での成績。三嶋大社で指すのは今回が初めてです。三島市制85周年の記念対局です。

三嶋大社で2勝目へ

第39期竜王戦七番勝負の第2局が、10月22日・23日の二日制でおこなわれます。

舞台は静岡県三島市の三嶋大社。 第1局を制した藤井聡太竜王(24歳)が1勝0敗で迎え、服部慎一郎七段(27歳)が追います。 持ち時間は各8時間。先後が入れ替わり、藤井竜王は後手番です。

先勝のあとの第2局

藤井竜王の竜王戦七番勝負は、第1局を終えて通算21勝4敗になりました。 第2局に限ると、これまでの5期で4勝1敗です。

番勝負で第1局を取ったシリーズは、今回を除いて30度あります。 そのうち28度で、そのままシリーズを制してきました。

後手番の成績は、竜王戦七番勝負で8勝4敗。 番勝負全体では63勝23敗(勝率.733)、公式戦の通算では288戦222勝66敗(勝率.771)です。 先手番の275戦240勝34敗1持将棋には及びませんが、後手番でも4局に3局は勝っています。

6月にも後手番で

両者の対戦は6局で、藤井竜王の5勝1敗。 後手番の2局は1勝1敗で、唯一の黒星だった2025年1月の朝日杯も後手番でした。

ただ、直近の後手番は白星です。 6月の第97期棋聖戦第2局。シリーズを1勝0敗で迎えた藤井竜王が、後手番で勝って2勝0敗としました。 先勝のあとの第2局を後手番で指す構図は、6月の棋聖戦と同じです。

第1局の服部七段は、初めての二日制で持ち時間を使い切り、最後は1分将棋でした。 今度は先手番で、三島に臨みます。

盤が置かれるのは初めて

三島市制施行85周年の記念事業として決まった対局です。 三嶋大社のプレスリリースによれば、大社で将棋の対局がおこなわれるのは長い歴史の中で初めて。

三嶋大社は伊豆国の一宮で、本殿・幣殿・拝殿は国の重要文化財です。 対局室は、平成元年に建った社務所の中で最も格式のある正庁です。

藤井竜王の静岡県での番勝負は9局で8勝1敗。 掛川城二の丸茶室の王将戦で3勝1敗、沼津御用邸の棋聖戦で2勝、ほかに竜王戦・名人戦・王位戦で1勝ずつです。 竜王戦の静岡対局は、2022年の第35期第3局(富士宮市・割烹旅館たちばな)以来4年ぶりです。

静岡の顔ぶれ

立会人は青野照市九段(73歳)。静岡県焼津市の出身です。 藤井竜王の番勝負で立会を務めるのは17局目で、これまでの16局は12勝4敗。立会人として最も多くの局を見届けてきた棋士です。

新聞解説は八代弥八段(32歳)。こちらも静岡県の東伊豆町出身です。 記録係は宮原暁月三段が務めます。

ABEMAの中継は、1日目が三枚堂達也七段と井出隼平五段の解説、聞き手は室田伊緒女流三段と萩田菜々子女流初段。 2日目は藤井猛九段と横山泰明七段の解説で、聞き手は武富礼衣女流二段と崎原知宙女流1級です。

前夜祭は21日18時から、みしまプラザホテルで開かれます。 大盤解説会は三島市民文化会館で、22日は14時、23日は11時30分の開演。解説は山崎隆之九段、ゲストはつるの剛士さんです。

2勝目へ

第3局は11月3日、京都の総本山仁和寺です。

能楽堂で先勝してから12日。 初めて盤が置かれる社で、藤井竜王が2勝目を狙います。